デブ女をやり逃げしたが、あまり揉めなかった
そのデブ女とは超短期で終わらせるつもりだった
デブ女は男縁がないので、いったん男を掴まえると、とことん追いかけてくる。
デブ女にはそんなイメージがあったが、実際デブ女と付き合ってみて、そうでもないことを知った。デブ女は日ごろから過酷な目に遭っているせいか、打たれ強く、痛みを痛みと思わず、すぐに立ち上がって前をむく。それを実感した出会いだった。
その時期、俺はセックスがしたくてしかたなかった。彼女もおらず、風俗に行く金もなく、欲求不満がたまっていた。おまけに仕事のストレスで潰されそうだった。
誰でもいいからとりあえず無茶苦茶セックスして発散したかった。
そんな理由で、出会い系サイトに登録した。
デブ女を見つけた。
自分はデブで非モテ女子だから、誘ってくれたら100%デート可能と書いてある。
俺にとってはちょうどいい物件だった。
短期でセックスしまくり、適当に切ってしまおうと思った。
さよならのメールが一通来て終わり…デブ女は意外に前向きだ
だがそのデブ女は短期で切られるなどとはつゆとも考えていない風だった。
俺にいわせれば図に乗った女だった。
「いつか同棲とかできるといいね…窓辺に花とか飾っちゃってさ…」
「そうなるといいな」
電子タバコを吸いながら、適当にそう答えた。
(デブ女と同棲するくらいなら山羊と一緒に住んだ方がまだいい)
デブ女は処女ではなかったが、恥じらいのあるセックスをした。何かするたびに「やぁんやぁん」と言って手で顔を覆う。必死に「可愛いらしい」女を演じているようだった。俺は狙い通り無茶苦茶セックスさせてもらった。正常位、後背位、騎乗位…。
一番気持ちよかったのは後背位だった。騎乗位もやったが巨尻が大腸を圧迫し、行為のあと何度か放屁した。屁の音に、彼女は「やぁん」と言って手で顔を覆った。
3回くらいセックスさせてもらったのち、俺は放流した。
こちらから一切連絡せず、電話にも出なかったし、メールにも返事しなかった。
やり逃げに近いから、揉める覚悟だったが、最後に来たメールを読んで、丸く収まったことを知った。
「じゃあ、頑張って幸せになってね…私もまた頑張るから…いっとくけど、絶対負けないよ。誰かと同棲して窓辺に花を飾るまではね」
デブ女は意外に前向きで、強い。
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